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テーマは「コミュニケーション」

島根県立隠岐養護学校長

木村 芳宣  

 

島根県立隠岐養護学校(しまねけんりつ  おき ようご がっこう)のホームページへ、ようこそいらっしゃいました。

隠岐養護学校は、日本海に浮かぶ隠岐諸島・隠岐の島町にある学校です。

学校ホームページやインスタグラム、X(エックス)でも、児童生徒の生き生きとした学習活動や学校のことを紹介しています。

ぜひご覧ください。

【隠岐養護学校のある隠岐の島】

隠岐の島は、ユネスコ世界ジオパークに認定され、スケールの大きな自然と独自の生態系に恵まれた離島です。

隠岐古典相撲や牛突きなど長い歴史を経た独特の文化が今も伝統行事として人々に大切に受け継がれています。

【隠岐養護学校グランドデザイン】

本校のグランドデザイン(別掲)は、隠岐圏域での共生社会の実現に向けて「個性を活かし、地域で生きる子どもの育成」と「地域への障害への理解・啓発の推進」の両面が必要という考え方をもとに構成しています。

 そのために、学校ではさまざまな教育活動を通して、子どもが地域で生きる力を育成することに取り組みます。より具体的な取組の方向性は、グランドデザインの「学びの方向性(カリキュラム・ポリシー)」で6点示しています。

一方で、地域の特別支援教育への理解啓発を図るため、児童生徒が学ぶ姿や学校の取組の様子を、隠岐西郷港の乗船待合室1・2階の常設展示をはじめ、紙媒体やSNSを活用した電子情報等を効果的に組み合わせて積極的に情報発信しています。これにより、さまざまな世代の方へ情報をわかりやすくお伝えしようと考えています。

【令和6年度のテーマは、コミュニケーション】

隠岐養護学校グランドデザインに基づく、今年度の重点テーマは「コミュニケーション~『わかる・伝える』コミュニケーション力の育成、コミュニケーションの活性化」です。

児童生徒が学校や地域で生活する中で、また、社会に出て働く際に重要になってくるのがコミュニケーションの力です。テーマにあるとおり、コミュニケーションには自分の思いを伝えることだけでなく、相手の気持ちがわかることという、両方の側面があることをふまえて、コミュニケーション力を育成していきます。

国語や自立活動などでは、語彙・構文の理解や表現等、基礎的な学習を積み重ね、個に応じてコミュニケーションの力を伸ばし、その楽しさを感じるとともに意欲につなげていきます。

また、特に高等部の段階では、校内に開設している地域の方に向けたカフェの取組等、地域とともにある学校としての活動を通して、コミュニケーションの経験を重ね、より実践的なコミュニケーション力を育成していきます。

今後も引き続き、隠岐養護学校の教育活動へのご理解とご支援をお願いいたします。

(令和6年4月   春の海が青くきらめく 島根県・隠岐の島より)