「金メダル」

先日発表された今年の文字は「金」。

そう!そうだった、そういえば東京オリンピックパラリンピックが開催されたのはもう随分前だったような気がします。

日本中新型コロナの感染者が増え、本当に東京オリパラ開催できるのか?と私も本気で思っていたことを思い出します。

そんななか、体操競技の内村選手が東京オリンピック前の国際大会での優勝コメントで、

開催について『「できない」ではなく、「どうやったらできるか」をみなさんで考えて、どうにかできる方向に考えてほしい。

どうにかできるやり方が必ずあると思う、どうか「できない」と思わないでほしい』

云々と批判覚悟で国民にメッセージを送っていました。。。

 

なんとか開催されたものの、その内村選手はオリンピックでは予選落ち。

硬く強い「気持ち」をもって長年かけてこの一瞬のために、想像もつかない努力をされてきたはず、

我々も期待をもって楽しみにしていましたが、結果は思わぬものでした。

でもその内村選手の後輩選手が大活躍!これもまた私にとって思わぬものでした!!

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続いてパラリンピックでもバスケ・ラグビー・陸上・ボッチャなどなど、選手を挙げるときりがありませんが、

やはり「気持ち」の強さは尋常ではないと、どの競技を見ても感じました。

「やろうと思う気持ち」

その気持ちってどうやったら育つのか。

初めて寝返りする赤ちゃんの姿を思い出します。

関心や好奇心があってそれを「見たい」、「つかみたい」、「触りたい」等その気持ちがあって初めてコロンと。

その辺りから一気に獲得していくのです。

やればできる、とよく言うけれど、その前にやろうと思わなければやれない。

やろうと思う気持ちこそどう育むか。

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児童生徒のみんなスピードは色々ですが、2学期をとおして日々の学習で着々と力をつけ、

できること等様々な力を増やし自信をつけていきました。

どの人にとっても心を揺らす取り組みが日々あった証と思います。

好きなことや楽しいことばかりでなく、苦しいことや厳しいこともあったでしょう。

泣いたこともあったかな。

それでこそ、それもまた気持ちの育ちにつなげるためにあったのです。

「どうやったらできるか」

 

我々教員こそ、自分が結果を出さなくても、みんなで結果が出ればよい。

昨今の難しい状況の中ではありますが、できない理由を明確にし、

どうやったらできるのか考え、我々もなかまと強い気持ちを持って前に進みたいものです。

 

自分が失敗してもきっとなかまの誰かが成果を上げてくれるはず。

令和4年を迎えると、次は冬季オリンピックパラリンピックが行われますね。

(写真はみんなの発表会の一コマです)